ロングウィッグは毛の量も多くなりがちなため、ちょっとしたことがきっかけで毛が絡まってしまうということがあります。
ウィッグにおいてこの毛の絡まりというのは非常に厄介なものでして、この毛の絡まりを放置してしまうとそこからどんどん別の場所にまで絡まりが進行し、気づいた時には解せなくなっていて泣く泣く捨てるということになりかねません。
しかしウィッグの絡まりは適切なお手入れと保存方法によって予防することができます。今回はその方法をご紹介したいと思います。
まず絡みの防止はお手入れの時から重要です。特にシャンプーをする時、普段自分の髪を洗うときのようにぐしゃぐしゃした洗い方をしてしまうと絡みやすくなってしまいます。
ウィッグの場合は洗面器に水かぬるま湯を張って、その中で押し洗いするのがベストです。乾かす時もタオルドライで優しく拭き取るようにして水気を取り、あとは自然乾燥かドライヤーの冷風で乾かしましょう。
髪の絡みは特に静電気が発生する冬に起こりやすいため、オイルスプレーを使って静電気予防をするだけでも絡みやすさがグッと抑えられます。
続いて保管方法にも注意しなければなりません。
ウィッグを使ったらブラシで埃や絡みをとるのを忘れないようにします。保管する前にブラシをしないと正しく保管できていても絡まりが発生してしまいます。
おすすめの保管方法は絡まないような寝かせ方で保存するか、ウィッグスタンドにかけて保存するのどちらかがおすすめです。
寝かせて保存する場合はウィッグの毛を畳んだりせず、そのまま寝かせた状態で保存ケースにいれます。ウィッグスタンドはスペースをとりますが一番絡みの予防が期待できる保存方法です。自分が被る時のようにスタンドにウィッグをかければスタイルも維持したまま綺麗に保存することができます。